美術や工芸などの分野で利用される金箔
金箔とは貴金属の金を薄く延ばして箔としたもので、その厚みは実に0.0001mm程度とされています。
1万分の1ミリメートルということであり、0,1ミクロンということもできます。
これだけ薄く延ばすことができると、たった1立方センチメートルの金から実に10平方メートルもの箔を作ることができる特性を持ちます。
金属は多かれ少なかれこのように薄く延ばすことができ、アルミホイルなどはまさにその例の一つですが、金は多くの金属の中でもより薄くできる性質を持っています。
そして、美術や工芸の分野で広く用いられているのは誰もが知っているでしょう。
金箔は日本だけではなく海外でも生産されていますが、国内では多くの人がほぼ反射的に思い浮かべるとおり、金沢が非常に有名です。
単に有名であるだけではなく、生産されている割合は99%に達しています。
箔は実は美術や工芸以外にも、食用とされているものもあります。
料理の上に金の箔がふりかけられるようにされていて、見た目が豪華になっているものを見たことがきっとあるでしょう。
あるいは、日本酒などの中に入れて同じく豪華さを演出しているケースもあります。
かつては美術向けの金の箔をそのまま食品用に転用するケースもあったとされていますが、実は金そのものは人体には無害でも、不純物として含まれる他の金属が健康被害を及ぼす可能性があるため、最近では製造工程を厳密に分けているメーカーも多くなっています。